Y's DIARY

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重なり合う視点

 バイト中、突然、今までに経験した一人旅について考えた。

 ほとんど一人旅なんてしたことない俺だが、唯一したことがある一人旅は、高3の2月に経験した東京への受験旅行だろう。まぁ、費用は親持ちだった上に、宿泊先のホテルなんかの手配は代理店にやってもらったことを考えると、本当の一人旅とは言えないかもしれない。それでも、ひとりで右も左もわからない東京まで飛んで、そこで4日間過ごしたのだから、一応一人旅と言っていいだろう。

 当初は1週間近くの滞在になる予定だったのだが、受験予定だった中央・法政・明治・立教(あまりよく覚えてないが、確かこの4校)のうち、中央以外の大学はセンター利用試験というやつで受かったらしいということで、3泊4日の日程に短縮したのだった。1校しか実際には受験しないこと、当時そもそも入試というものを高校の試験の延長のようなものだと考えていたことなどがあって、受験旅行とはいえ、それはただの観光旅行といってもいいようなもんだった。

 1日目に東京へ飛んで、立川まで移動。2日目に中央を受験した後、そのまま池袋へ移動。3日目はひとりで東京観光。4日目に帰福。ホント、ただの観光旅行だった。

 一番印象に残っているのは、もちろん3日目の東京観光。日程を2泊3日にまで短縮できるところを3泊4日にしてもらった理由は「東京観光をしたいから」だった気がする。要所要所で途中下車しながら、山手線を一周した。途中下車したのは確か、東京・秋葉原・新橋・新宿だったかな? 東京駅のレトロな外観を写真に撮って、秋葉原の電気街を物珍しそうに見て回った。新橋では、ゆりかもめに乗り換えてお台場に行った。フジテレビの中に入ったり、レインボーブリッジや「踊る大捜査線」のロケ現場を写真に撮ったり…。新宿で降りたのは東京都庁を見るためだ。都庁行きのバスがあるみたいだったので、それを待っていたところ、近くにいたタクシーの運ちゃんから「都庁だったら歩いて行った方が早いよ!」と言われたことを覚えている。あ、あと、どこで降りたかは忘れたが、駅から東京タワーまで歩いていったこともあったな。見るもの全てが初めてで、全てが新鮮だった。

 話を最初に戻す。何で一人旅なんてことについて考えて、2年近く前の受験旅行を思い出したんだろう。

 そうだ、今の俺の生活には、あのときのようなワクワク感がないんだ。全く知らない土地へ行って、そこで右往左往しながらもいろんなことを発見するワクワク感。不安感と隣り合わせの期待感。東京観光をしたとき、どこでどう電車を乗り継げばいいかなんてよくわからなかったけれども、そんな不安感以上に、その先に存在する未知の世界に対する期待感の方がずっと強かったんだ。今の俺はどうだ? 今の俺は、不安から逃げるばっかりで、新たな発見に対する期待が薄れてしまってんだ。

 春休みにでも、どこか目的地を決めずにぶらっと出掛けようかな。そこには間違いなくまだまだ知らない世界が数多く存在する。その未知の世界を目にしたとき、高校生だった頃の俺の視点と、今の俺の視点が重なり合うのだろう。
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Comments
 
私ようやく卒検合格したので年明けには原付を提供できるかと。
>areyo 
あ~、原付ね。

ま、原付じゃなくて『電車一人旅』に出掛ける予定です。

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30代男。
三度の飯より鷹命。

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