Y's DIARY

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アイデンティティー・クライシス

 あなたには、他の人には絶対負けないと言えるものがひとつでもあるだろうか?



 少なくとも、俺にはない。

 小学生の頃はマンガを描いてみた。マンガ家になりたいと思ったこともあった。でも、いつの間にか諦めていた。

 中学生の頃は小説を書いてみた。小説家になりたいと思ったこともあった。でも、いつの間にか諦めていた。

 高校生の頃はギターを弾いてみた。ミュージシャンになりたいと思ったこともあった。でも、いつの間にか諦めていた。

 結局、どれも中途半端のまま。

 自分のことを考えると、いつもこの「中途半端」という単語にぶち当たる。

 どれかひとつでも本気で取り組んだことなんてあったのか。

 恐らく、ない。

 己の無才に薄々気付きながら、それでいて現実を直視したくないから、いつもどこかで距離を置いていたんだ。

 「本気でやった」努力が、「結果」に結びつかないことが怖かったんだ。

 だから、逃げた。

 その結果が、今の俺だ。

 他者から「あ~、例の○○の人ね」と表象されるような特徴(飽くまでポジティブなものに限る)を何ひとつ備えていない人間。

 面白みのない人間。

 「嫌なことには目を瞑り、耳を塞いできたんじゃないか」

 「楽しいことだけを数珠みたいに紡いで生きていられるはずがないんだよ」


 碇シンジよろしく俺の中でも、自問自答が繰り返される。

 複数の分野で2の力しか発揮できない中途半端なジェネラリストより、ある特定の分野で10の力を発揮できるスペシャリストの方がいい。

 もちろん、複数の分野で10の力を発揮できるスペシャリスト的ジェネラリストになれれば、それが一番いい。でも、そんなことができるのはほんの一握りの天才だけであって、俺のような凡人には鼻から不可能なことだ。それは、これまでの経験から自分自身で理解している。

 では、自分にとっての「特定の分野」というのは何なのだろうか。

 それを真剣に考え、向き合わなければならないときが来たようだ。

 もう逃げることはできない。
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30代男。
三度の飯より鷹命。

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